プラハ出身の指揮者ヴァーツラフ・ノイマン (Václav Neumann)
は、1920年の今日が誕生日。
1968年から20年以上にわたってチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務め、同管弦楽団の国際的な名声を築き上げた人です。
私は昨年の今頃、チェコ音楽コンクールがありましたので、彼の指揮する演奏をずっと聴いていました。
ノイマンとチェコ・フィルハーモニー管弦楽団は、国外ツアーの際、スメタナやドヴォルジャーク、そしてヤナーチェク、マルティヌーといった自国の作曲家による作品を多く採り上げ、特に後二者の普及に大きな貢献をしたお陰で、楽譜や音源がとても身近になりました。
1989年、チェコ国内で発生したビロード革命では一貫して反体制派側につき、11月17日~20日の間スメタナホールにおいて連日スメタナの「わが祖国」を演奏して学生ら活動家を応援したということです。
チェコの人にとって、スメタナは特別だと言われます。
私もスメタナの曲を歌う時、その歴史や背景を感じ、姿勢を正される思いがいたしました。
先日のコンサートでは、スメタナの弟子であるドヴォルジャークの歌曲「ルサルカ」より「月に寄せるうた」をお聴きいただきましたが、これからもチェコの素晴らしい曲を皆様に紹介していけたらと思います。
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