「月々に月見る月は多けれど、月見る月はこの月の月」
この歌をご存じの皆様も多いことと思いますが、もともとは宮中の女官達が陰暦の八月十五日に唄った作者不詳の歌です。
歌劇では、カール・オルフ作曲の童話オペラ「月」、ドヴォルジャークの「ルサルカ」
映画音楽では「ティファニーで朝食を」の「ムーンリバー」などが有名で、月に関する歌は古今東西数多くあります。
そんな中、「十五夜お月さん」は野口雨情と本居長世が作った童謡。
「赤い靴」「七つの子」「青い眼の人形」と同じコンビですね。
もの悲しく観る十五夜の月を最初に歌った日本初の童謡歌手は本居長世の娘さんだったそうです。
皆さんは今年の十五夜の月をどんな気持ちでご覧になるのでしょうか。
十五夜お月さん
御機嫌さん
婆やは お暇とりました
十五夜お月さん
妹は
田舎へ 貰られて ゆきました
十五夜お月さん 母さんに
も一度
わたしは逢ひたいな。
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