10代の頃に出会い、同じ道を歩み、刺激しあった彼女(ひと)。
音大、大学院と共に学び、留学当初は、一足先に行っていた彼女の部屋に一週間ご厄介になりました。
それなのに幼かった私は、いつしか彼女の存在感に圧倒され、距離を置くようになってしまいました。
音信不通になってからも、彼女の活躍はフォローしていましたが、声を掛けあぐねて遠くから見ているだけの日々でした。
このたび数年ぶりに交流が再開しました。あれから私もちょっぴり大人になって、本音の言いあえる存在の有り難さを、噛みしめています。
先日、私の歌を聴いてくださる、とのことで彼女のレッスンルームにお邪魔いたしました。そこに待っていたのは、今は亡き、かつての私たちの恩師・・・その面影を偲ばせる厳しい真剣勝負の一時間半でした。歌に対して妥協しない真摯な姿勢で向き合っていただき、とても嬉しく、胸が熱くなりました。
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